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ちょっと不思議な感覚になる2冊を紹介

10月11日(火)三連休明けて、10月の朝の読書タイム。今日はみんな大好き読み聞かせの日!

 今日、読んでいただいた本は『二番目の悪者』。いつもほんわかした楽しいお話を読んでくださることが多いのですが、今回はけっしてハッピーエンドとは言えない終わり方に、少し考えてしまう物語でした。

 りっぱな金のたてがみを持った「金のライオン」は、次の王様になりたくて仕方がない。でも周りの動物たちは、心優しくてみんなのためなら、心をこめてはたらくことのできる「銀のライオン」こそが、次の王様にふさわしいと考えます。そこで「金のライオン」はある作戦を立てて、行動を起こすのです。最初はうまくいっていないようだった作戦も時間が経つと、予想もしなかった結果になります。その結果を生んでしまった「悪者」は果たして「だれ」なのか…お話がおわったときにみんなの意見は少し分かれていましたね。もういちどじっくり読みたい1冊でしたね。

     

 

もう1冊は『はらぺこあおむし』でおなじみ、エリック・カールさんの絵本『こんにちは あかぎつね!』です。色の補色の関係を使って、不思議なお話が進んでいきます。左側の絵をじーーーーーっと10秒間ながめて、右側のページにある一点を見ると、さっき見た左側の絵の色とはちがう同じ絵が現れてきます。

 不思議な絵本の仕組みに、おもわず歓声が上がりました!!